ダンボールを選ぶとき、みなさんは何を基準に選びますか?
ダンボールにたくさん収納できるという理由から、大きさで選ぶ人が多いのではないでしょうか。
確かに大きさも重要です。
ですがたくさん詰め込んだダンボールは重くなってしまい、持ちあげられなかったり底が抜けてしまったりすることもあります。
ひどいときには、重いダンボールを積み上げたときに潰れてしまうなんてことも…。
では重いものを詰め込んでも大丈夫な、強いダンボールとはどのようなものでしょうか。
今回はダンボールの強度について紹介します。
ダンボールは1枚の紙でできているのではなく、表の紙・中芯・裏の紙の3枚の用紙からできています。
ライナーと呼ばれるボール紙(表ライナー・裏ライナー)と波型に成形された中芯を糊で貼り合わせた三重構造のものをダンボールと呼びます。
中芯の波型のことをフルートといい、このフルートの高さでダンボールの厚みが変わります。
ダンボール自体の強度が高くなるほど、組み立てたときの強度も高くなります。
ダンボールの強度を決める要因は「厚み」と「材質」です。
この2つの強度が高ければ高いほどダンボールの強度は高くなり、組み立てたとき丈夫だということになります。
・まずは「厚み」です。
ダンボールの厚みは0.9〜8ミリまで幅広くあります。
最も一般的なダンボールは5ミリのもので、引っ越し・物流などに多く使われています。
4ミリのものは世界的な主流になっており、3ミリのものは日本で2番目に一般的だと言われています。
1.5ミリのものはギフトボックスによく用いられています。
8ミリのものは5ミリと3ミリ貼り合わせたダブル構造で非常に強度が高く、海外への発送や輸入品の梱包などによく利用されています。
・次に「材質」です。
ダンボールの材質は再生紙とパルプを混ぜたもの、パルプのみのものがあり、パルプ含有量が多いほど丈夫なボール紙になります。
再生紙の含有量が多いほど価格は安くなり、パルプの含有量が多いほど高くなります。
ダンボールの強度は、この厚みとボール紙の丈夫さに比例しています。
厚みと材質の組み合わせでダンボールの強度が違ってくるのです。
つまりダンボールの強度をアップする方法とは厚みがしっかりあり、パルプ含有量が多いダンボールを選ぶということになります。
通常配送やギフトボックス、品物のパッケージなどは一般的なダンボールでいいでしょう。
しかしそれ以外の重たいもの、壊れやすいものの配送、海外への配送などは強度の強い8ミリタイプを使うのがおすすめです。
いっぺんに運べると思ってダンボールにたくさん詰め込んでしまったけれど、持てない・底が抜けた・荷崩れしたという経験、誰でも一度はあるかと思います。
そのようなことが起こらないよう、入れるものの重さを考慮してダンボールの強度を選んでみてはいかがでしょうか。
今回はダンボールの強度についてお話しました。
もし、会社などでダンボールを使っている方で、ダンボールの強度についてお悩みの場合、お気軽にお問い合わせください。
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